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東日本大震災で学ぶべきことまとめ①【地震】

少し前の話になりますが、立教大学で行われた
2011年度防災交流フォーラムに参加してきました。

今回は、フォーラム内で名古屋大学の福和伸夫教授が行われた
基調講演「東日本大震災に学ぶ減殺のための防災教育について」
について書きます。

(ご参考)福和伸夫のホームページ

image001.jpg
(画像出典)中日新聞web


まず冒頭に講演の目的について
「被災地に学び反省する」ということが大切である
と述べられました。

また、東日本大震災当日の国会中継の映像や
在京テレビ各局の報道について動画を視聴し、
政治、メディアとも震災時の初動対応が
十分でなかった
ことを指摘されました。

(ご参考)
2011.3.11参議院決算委員会(YouTube)

3分10秒頃から緊急地震速報が流れますが、
議員の反応は鈍い様子がわかるとともに、
国会自体に緊急地震速報が導入されていないことがわかります。


さらに、今回の東日本大震災と明治三陸地震津波(1896年)と
阪神淡路大震災(1995年)の被害の比較を行い、
決して今回の大震災が「未曾有」の災害では
なかった
のでは?と疑問を提示されました。

具体的には

・東日本大震災の被災者数(死亡+行方不明)19,588名※より
 明治三陸地震津波の被災者数21,953名が多かった
 ただし、岩手県の被災者数(同上)6,157名※は
 明治三陸地震津波の被災者数18,158名から減少している。
 これは、「釜石の奇跡」など津波防災教育が
 効果を発揮したと考えていいのではないか?
 (ご参考)
 小中学生の生存率99.8%は奇跡じゃない 「想定外」を生き抜く力(WEGDE)

・東日本大震災の全壊建物数118,743棟、半壊建物数183,323棟※は
 阪神淡路大震災時の全壊建物数104,906棟、
 半壊建物数144,274棟と比較して大きな差とはいえないこと。
 (被災地域の居住人口はともに約560万人とほぼ同一である)

※2011/10/21警察庁緊急災害警備本部発表数値に置換え

と指摘されました。


次に、今回の大震災と規模が類似している
貞観地震津波(869年)について歴史を学習すると、
貞観地震の経験が伝承されているものが多くあると指摘をされました。

(ご参考)
貞観地震の1100年前はどんな時代?動乱に揺れた平安貴族(2011/4/18 日本経済新聞)


一例として

契りきな かたみに袖を しぼりつつ 末の松山 浪越さじとは
(清原元輔/後拾遺集)

我が袖は 潮干に見えぬ 沖の石の 人こそ知らね かわく間ぞなき
(二条院讃岐/千載集)

image003.jpg image008.jpg
(画像出典:wikipedia4travel.jp)

といった平安時代からの和歌の中で
末の松山までは津波が来なかったが、
沖の石は乾くことがなく、津波に襲われたとされており、
1,000年以上経った今も歌われています。

また、歴史書である日本三代実録においても
貞観地震津波の様子が記されています。

このように、阪神大震災や貞観地震などによる巨大な震災は
過去に起こっており、語り継がれてもいるはずで
今回の東日本大震災は決して、「未曾有」「想定外」では
なかった
とのご指摘をされました。


毎度のことながら、過去を学び現在を省みることは
最も基本かつ重要な防災対策であると痛感します。
この続きは明日更新します。
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テーマ : 雑学・情報 - ジャンル : 学問・文化・芸術

TAG : 東日本大震災 貞観地震 阪神淡路大震災 明治三陸地震 津波

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