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「想定外を生き抜く力」のまとめ①【地震防災(地域)】

昨日書いた通り、片田教授の基調講演について
今回からまとめていきます。
rikare_dis21a_j_pho01.jpg


冒頭、片田教授が今回の大震災までの
岩手県釜石市での取組みについて
その背景、概要を説明されました。

・釜石市は明治三陸津波昭和三陸津波で大きな被害を受けている。
 釜石市に暮らす住民にとって津波防災は必要不可欠であった。
 (明治三陸津波では釜石町(当時)住民6,500名のうち、
  4,000名が死亡したらしい)

・8年前から釜石市で津波防災に関する教育を行っている。
 10年を一つの区切りとして、20年は継続したいと考えていたが
 その8年目に今回の大震災が発生した。

・(津波からの)災害に対して、大人は自己責任としても、
 子供にはせめて正しい防災教育を受けてほしいと考えた。
 津波警報が出ても避難しない大人に子供への防災教育が
 できるのか? 疑問だった。

  (ご参考)
  大震災の津波警報でも避難2%台 静岡など太平洋岸6県
  (4/18 47NEWS)

・大人向けの防災講演会も開催していたが、毎回同じ参加者で
 効果があったとは考えにくかった


次に、今回の東日本大震災が本当に想定外だったのか?
という疑問を提示されました。


・相手は自然(の事象)であり、あらゆる事態(予想を上回る津波が発生する等)は
 想定が可能だったのではないか?

・防災行政における想定とは、自然現象からの防御の目標を定めることに
 過ぎないのではないか?


とされ、明治三陸津波をもとに作成されていた釜石市のハザードマップと
今回の大震災での津波による浸水の被害を比較され、
津波の想定地域外で多くの住民が死亡していることを指摘されました。
※下図においては塗色のない青枠内。
 塗色のない部分は津波想定区域外とされていた。

kamaishi001.jpg
(画像出典)ダイヤモンドオンライン社

(ご参考)
岩手・釜石の死者・不明65%が「津波想定区域外」
(2011/6/21 MSN産経ニュース)


これらより、「想定」にとらわれすぎた防災教育が問題ではないか?
と重要な指摘をされました。

つまり、「想定」された災害に基づいて
防潮堤などの防災対策が講じられているが、
その「想定」を超えた場合どうするのか?
ということに対する住民の意識の低下が
災害被害を大きくさせる ということです。

また、その「想定」自体がどのように用意されているのか?
ということを認識しておくことが、防災教育について
重要であるということです。

(ご参考)
釜石市の湾口防潮堤
teibou003.jpg



次回も引き続きこのまとめを投稿します。
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テーマ : 防犯・防災 - ジャンル : ライフ

TAG : 津波 津波警報 釜石 三陸 想定外

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