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中越地震の長周期地震動で東京のエレベータが止まった!(訂正あり)【地震】

【訂正・追記あり】(2010.01.17)
Twitterで読者の方からご指摘をいただきましたので
何点か訂正・追記がございます。
ありがとうございます。

=============

タイトルの話は当時少し話題になったため、
ご存知の方もいらっしゃるかも知れません。
中越地震のときに、東京は震度3程度の揺れでしたが
なんと東京都庁のエレベータが止まり、
六本木ヒルズのエレベータのワイヤーが一本切れていた、
という話です。


驚きの被害をもたらした原因と言われる
長周期振動地震動とは一体どういうもので何故危険なのか、
今回はそれについてご説明しましょう。


まず、地震というのは地面が振動する現象です。
振動には周期があります。
 周期:揺れが一往復する時間

ある揺れに対して、周期は一つではありません。
ここが分かりにくいところでしょうか。

例えば以下のような振動があったとしましょう。
shindoushuki.gif
この細かいギザギザを振動だと捉えれば、周期は短くなります。
逆に大きな波を振動だと捉えれば、周期は長くなります。

実際はもっと複雑な波の形をしていますが、このように振動は
「いくつもの周期の波が重なっている」と捉えられるのです。
つまり一つの地震で様々な周期の振動が生じているのです。
周期の長い振動(=長周期地震動)ももちろん発生しています。


では、なぜ長周期地震動が危険なのでしょうか?
それを知るために、まずはそれぞれの周期に
どのような特徴があるかを知りましょう。
周期の分類の仕方は様々ありますが、ここでは大雑把に
短周期と長周期の2種類に分けます。
その境目をどこにするかも厳密な定義があるわけではなく
あくまで一般的かつ便宜的なものとお考え下さい。

【短周期地震動】
周期が2秒以下のもので、人が感知しやすい
減衰が早い距離が離れると伝わる振動が弱まりやすい
一般的な木造建築、低い建物、低層階が揺れやすい
振幅(揺れの幅)が小さい
免震構造でキャンセルできる

【長周期地震動】
周期が2秒以上のもので、人が感知しにくい → 問題の発覚が遅れた
減衰が遅い距離が離れても伝わる振動は弱まりにくい
 → 非常に遠い地域にも被害が及ぶ
高層ビルの高層階が揺れやすい
高層階での振幅(揺れの幅)が大きい
 → 小さい震度でも家具等の転倒の危険がある

免震構造でキャンセルできない



特に関東平野は地質が長周期地震動を起こしやすいそうです。
長周期地震動が問題視されるようになったのは本当に最近のことで、
対策が施された高層ビルはまだ少ないのが現状です。

高層マンションにお住まいの方、入居を検討中の方、
オフィスなど高層ビルにいる時間の多い方は、
その建物の長周期地震動に対する耐性を確認し、
また、遠方の地震の速報にも注意して
迅速かつ適切な行動がとれるようにしましょう。
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テーマ : 雑学・情報 - ジャンル : 学問・文化・芸術

TAG : 地震 防災 関東 長周期振動 免震 高層

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