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釜石市のこどもたちは津波とどう向き合った?【地震防災(地域)】

東北地方太平洋沖地震の発生から2週間あまりが経ちました。
依然として、20万人を超える方々が避難所生活を
余儀なくされています。

少しでも早く、被災地が復旧できるよう
支援の取組みを広げていきたいと思います。

さて、
3月28日の河北新報ニュースにこのような良記事が出ていました。
釜石市の小中9校 避難1800人全員無事
(ご参考)岩手県釜石市

この記事のポイントは、

「市教委と各校はここ数年、群馬大の協力を得て、
津波の脅威を理解する授業を展開。
地域の浸水状況をシミュレーション画像で学んだり、
避難マップを作ったりした。」


というところにあります。


つまり、釜石市内のこどもたちは
日ごろから津波に備える教育を受け、
実践していた
ことが、
今回の全員無事につながったというものです。

また、連日テレビで拝見する河田惠昭教授(関西大学)も
著書「津波災害」の中で

<津波の退避行動について>
①津波に関する包括的な知識を身につける

②自分が助かるためにはどのような
 避難をすればよいか
を訓練で覚える。

③家族や近隣の人を助けるために、
 自分の役割をはっきりと認識して、一緒に訓練する。
退避行動を困難にする制約条件を話し合い、状況認識を共有する。)

④地域コミュニティでは、いろいろな活動を通じて
 住民同士が楽しい経験を共有して親しくなる

災害図上訓練で、さらに実際に避難する場合の
 問題点を共同作業で見つけて改善策を考える。

とその順序を指摘されています。

この退避行動の順序に従い実践したことで、
こどもたちは全員無事という結果を出したのです。


また、河田教授は、
災害の体験・経験を語り継ぐことの大切さ
同著で挙げられています。

災害の体験・経験を風化させずに、記憶の中に残すことこそが、
自らの生存への感謝となり、
災害に遭遇しないことにつながるとされています。

釜石市の1,800名のこどもたちが、将来、
今回の大震災の大切な語り部となる資格を有したことを
とても頼もしく感じました。

彼らには未来の子供達の命を守るために、
この震災の教訓を語り継ぐ責務があり、
同時に私たちにも、この素晴らしい成果を挙げた
子供たちと教育者たちから多くを学び、広め、
共に日本を支えていく必要があると強く感じました。

(ご参考)
河田惠昭著「津波災害」(岩波新書)
※河田教授は2010年2月27日のチリ地震津波をきっかけに本書を執筆されたそうです。

(関連過去記事)
津波被害の歴史を継承するきっかけとは?
地震対策には流行がある?
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テーマ : 雑学・情報 - ジャンル : 学問・文化・芸術

TAG : 東北地方太平洋沖地震 東日本大震災 釜石 津波 地震

コメント

No title

ギネスブックに登録された釜石市の世界最大の防潮堤、
と写真にありましたがこの写真は違いますね。世界最大の防波堤は海の中から海上に出ています。
実家が釜石でわかめやホタテの養殖をしていたので、防波堤はよく見ていました。

大変失礼しました

武藤様
大変失礼しました。誤って画像を貼り付けてしまいました。
申し訳ございません。

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